原因不明の歯痛は筋肉のこりから・その1

2013-01-30

歯が痛くて歯医者さんに行ったものの、何の異常も見つからなかった・・・。こんな経験はありませんか?その痛みは、筋肉のこりであるトリガーポイントからくる関連痛かもしれません。

今回と次回は、歯痛を引き起こす代表的な二つの筋肉をご紹介しましょう。

トリガーポイントからくる関連痛とは?

その前に、トリガーポイントについて簡単に説明しておきます。

「トリガーポイント」は「引き金点」の意味で、痛みを引き起こす筋肉の硬結(しこり)のことです。大きさは米粒大からうずらの卵大まであると言われます。

押すと圧痛があり、別の部位にも痛みを飛ばす特徴があります。このようなトリガーポイントから生じる痛みを「関連痛」といいます。

筋肉のしこりですからレントゲンには写りません。歯医者さんで「異常なし」と言われるのもこのためです。

歯痛を引き起こす筋肉1・「咬筋」

咬む筋肉と書いて「咬筋(こうきん)」と読みます。文字通り咀嚼するための筋肉で、ほっぺたの横に位置しています。頬に手を当ててグッと噛むと盛り上がってくるのがわかるでしょう。

咬筋

バツ印のあたりに硬結ができやすく、赤く塗った所や、赤点の付近に痛みが生じます。ご覧の通り、主として上下の奥歯に関連痛を飛ばします。(注;図は絶対的なものではありません。個人差はあります) 

咬筋のトリガーポイントのほぐし方

次に挙げるやり方の中から、自分の好きな方法を取り入れてみてください。

  • 指先(人差し指~薬指、あるいは親指だけでも可)で真横から押圧を加え、10~20秒して離す。これを2~3回繰り返す。
  • 上記の状態で軽く円を描くようにもみほぐしても可。
  • 両手で拳を握り、頬を挟むように指の第二関節を使って押圧。(押圧の強度が強くなります)
  • 両手で頬を挟み、掌の下のほうで押圧しながら、ゆっくりと口の開け閉めを10回繰り返す。

咬筋ほぐし

トリガーポイントは垂直に押圧を加えることで、最もよくほぐれます。強く押せばいいというものではありません。無理なく、気持ち良く感じる程度の強さで行ないましょう。

(蛇足;今さらながら絵心の無さに落胆しております。なんとかイメージで伝われば・・・。下手ですがご容赦を!)

咬筋についてもう少し

咬筋は「噛む筋肉」ですから、例えば就寝中の歯ぎしり食い縛りがある人は疲労しやすくなります。歯医者さんで「奥歯がすり減ってます」と指摘され、マウスガードを作る場合もあります。

また、顎関節の痛みにもつながります。そして、たいていの場合、そのような人は首のこりも強い人です。

思い当たる方は、咬筋のトリガーポイントを疑ってみてくださいね。次回は、歯痛を引き起こすもう一つの筋肉についてです。


<今回のポイント>

  • 歯医者さんで原因不明の歯痛は、筋肉の硬結(トリガーポイント)による関連痛である可能性が高い。
  • 代表的な筋肉の一つは「咬筋」。
  • 歯ぎしりや食い縛り、首こりなどのある人は要注意。
カテゴリー: 各種症状について

コメントを書く







コメント内容


CAPTCHA


Copyright(c) 2012 moritachiropractic.com All Rights Reserved.