テニス肘(上腕骨外側上顆炎)について(3)・パソコン環境を変えてみよう

2013-02-20

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、パソコン作業でも発症することを前回ご説明しました。マウスやキーボードを使うときに、手首や指は「軽度伸展位」(軽く反った状態)になります。その結果、上腕骨外側上顆から始まる伸筋群に疲労が溜まり、痛みが出やすくなるわけです。では、予防はどうすればよいのでしょうか。

パソコン環境を見直そう

パソコンの入力作業が多い人は、パソコン環境を見直すことをおすすめします。具体的には、次のような点です。

  1. マウスやキーボードを体への負担が少ないものに変える
  2. パームレストなどの付属品を使用する
  3. マウスではなくタッチパッドを使用する
  4. クリック操作ではなくショートカットキーを使用する etc.

1.マウスやキーボードを体への負担が少ないものに変える

最近はいろいろな商品が出ています。「エルゴノミクス」で検索してみてください。

マウスは手を真上から置くのではなく、少し横向きにして握るタイプが多く出ています。これだけでも手首は楽になります。スペースキーやエンターキーを足のペダルで行うというものまであります。

2.パームレストを使用する

「パームレスト」「リストレスト」で検索してみてください。

手首用の枕みたいなものですね。廉価でもあり、とりあえずの対策としては取っつきやすいでしょう。これらを使用することで、手首の伸展位が緩和され、伸筋群の負担を減らすことができます。

3.タッチパッドを使用する

タッチパッドとは、よくノートパソコンについている、指を滑らせて操作する機能です。マウスを使わなくてすみます。慣れるとけっこう楽で、タッチパッドを好んで使うという声も、ときどき耳にします。

4.ショートカットキーを使用する

これもマウスのクリック操作を避けるということです。「ショートカットキー」で検索すると、便利な早見表などが見つかります。時間短縮にも有効だといわれています。

ちなみに私は、「Ctrl+c」(コピー)・「Ctrl+x」(切り取り)・「Ctrl+v」(貼り付け)はショートカットキーで行うことが多いです。その他にもいろいろ使えそうな操作が見つかると思いますよ。

馬鹿にできないパソコン環境

パソコンが肘の痛みにつながっていると聞いて、意外に思われた方も多いのではないでしょうか。テニスのような激しい動きで痛くなるというほうがわかりやすいですものね。

しかし、痛みというものは、強い負荷や衝撃で突発的に起きるものだけではありません。じわじわと筋疲労が溜まり、柔軟性が低くなり、ある一定ラインを超えて痛みだすというものも多いのです。「慢性痛」と言われるものがそうです。

いまや、ほとんどの人が仕事でパソコンを使用する時代です。たかがパソコン作業と軽く考えないで、上記のような対策を取られることをおすすめいたします。

次回は、手首の伸筋群のストレッチ法、マッサージ法などについて書く予定です。

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