テニス肘(上腕骨外側上顆炎)について(4)・ストレッチなど

2013-02-22

さて、「テニス肘」のシリーズも最後になります。前回は予防法について「パソコン環境を見直す」という視点から書きました。参考になりましたでしょうか。今回は、ほぐし方やストレッチといったメンテナンス法についてご説明します。

ほぐし方

マッサージやつぼ押しというと、どのようにすればいいのかとお悩みになる方もおられるかもしれません。しかし、それほど神経質になる必要はありません。パソコン作業などで疲れた時には、皆さん無意識のうちに手首や肘のあたりを揉んでいるでしょう。基本的にはそれでいいんです。

「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」ということでいえば、やはり手首の伸筋群を中心にほぐすことになります。伸筋群の肘に近いあたりには、東洋医学でいう「手三里」というツボもあり、このあたりをほぐすことで、腕から手首にかけて楽になります。

ほぐし方も、いろいろです。反対の手の親指を使ったり、親指以外の四指を使ったり、握りこぶしでぐりぐりやっても構いません。

グーッと押し込む、軽く円を描く、つまみ揉みする、など、自分が心地良いと思える方法で行なってください。

押さえたまま手首を曲げたり反らしたりして動かすのも有効です。

ひとつ注意点としては、他の人にほぐしてもらう場合は無理矢理行わないということ。これは肩でも腰でもどこでも同じことが言えます。素人の方が、「少々痛くしたほうが効くんだから」と受け手が痛がっているにもかかわらず無理にほぐそうとすると、軟部組織を傷めて逆効果になります。その点、自分で行う場合は加減がわかりますから、それほど神経質になることもないのです。

テニス肘ほぐし

ストレッチ

伸筋群のストレッチは2段階に分けるとやりやすいです。右側をストレッチする場合で説明します。

  1. 右腕を前方に伸ばし、右手の甲を左手で覆って手首を曲げ、手前に引き寄せる。
  2. 右肘のくぼみを真上に向けるよう、肘を外側にひねる

テニス肘ストレッチ

別の方法として、テーブルやお布団に手首を曲げた状態で甲をつき、肘のくぼみを前方に向けてもよいでしょう。

冷やすべきか、温めるべきか

たとえばテニスで傷めたときのように、急性の強い痛みであれば、まずは「冷却」が基本になります。その場合、冷湿布ではなく、アイシングが効果的です。

ただ、多くの人は、慢性痛になっておられることと思われます。その場合であれば、むしろ「温め」るべきです。周辺組織の緊張を取り、血流を促すことが大切です。「ほぐし」や「ストレッチ」もそのために行なうわけです。


<まとめ>

  • ほぐしは神経質になる必要はありませんが、人にやってもらうときは無理のないように注意しましょう
  • ストレッチでは手首を曲げて、肘を外側にひねるのがポイント
  • 急性の痛みは冷やす、慢性の痛みは温める
カテゴリー: 各種症状について

コメント2件

  • 梶浦孝一 | 2013.09.11 12:20

    超音波治療と並行して実施し、次第に良くなってきています。ありがとうございました。

  • 院長もりた | 2013.09.11 14:50

    梶浦孝一様
    コメントありがとうございます。
    改善されているようで良かったです。
    参考にしていただいて嬉しく思います。
    また喜んでもらえる記事を書こうと気合が入ります。

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