筋肉からくる股関節の痛み

2013-04-09

今回は、筋肉からくる股関節痛について説明します。すでに繰り返し書いているように、股関節痛の要因は大きく分けて、股関節の捻挫変形性股関節症、そして筋筋膜性疼痛症候群の3つに分けられます。(参照→「股関節痛3つの要因」。なお、これ以外の股関節特有の病気による場合もありますが、ここではふれません)

このうち「筋筋膜性疼痛症候群」によるものが、筋肉からくる股関節痛に該当します。

筋筋膜性疼痛症候群とは

「筋筋膜性疼痛症候群」の最初の「筋」とは一般にいう筋肉を指し、「筋膜」とは筋肉を覆う丈夫な膜である筋膜を指しています。これら筋肉や筋膜にトリガーポイントという硬結(しこり)ができ、その部分だけでなく、離れた場所にも痛みを生じさせる状態を「筋筋膜性疼痛症候群」と呼びます。ちなみにこの離れた場所に生ずる痛みを「関連痛」といいます。

トリガーポイントは、股関節に限らず体のあちらこちらに生じます。首がこって頭痛になったり、肩がこって腕がしびれたりするのも、トリガーポイントからくる関連痛です。

股関節痛に関わる重要な筋肉

股関節の動きに関わる筋肉はざっと20以上あります。それらすべてが股関節痛に関連するといえますが、特に重要なものは以下の筋肉です。

  • 腸腰筋
  • 大腿直筋
  • 中殿筋
  • 小殿筋
  • 大腿筋膜張筋
  • 梨状筋ほか外旋筋群
  • 大殿筋
  • ハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)
  •  内転筋群(短内転筋、長内転筋など)

あ、ほとんど書いてしまいました(笑)

上記の色分けには意味があって、それぞれの筋肉からどの付近に痛みが生じるかで分けています。

  • ・・・おもに股関節の前側(鼠径部)から大腿前面の痛み
  • ・・・おもにお尻の側面から大腿外側の痛み
  • ・・・おもにお尻側から大腿後面の痛み
  • ・・・おもに鼠径部から大腿内側の痛み

hjm

それぞれの筋肉についての説明は別稿にゆずりたいと思います。ここでは、股関節にはこれだけ多くの筋肉が関係しており、それらが硬くなることで股関節周囲のさまざまな方向に痛みが生ずるということを覚えておいてください。

次回は、筋筋膜性疼痛症候群にどのように対処すればよいかについて書いてみます。

カテゴリー: 各種症状について

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