目の奥の痛みの原因となる3つの筋肉

2013-05-29

目の奥が痛い、ズキズキする、ゴロゴロする、といった目の違和感を訴える人は少なくありません。眼科で診てもらっても多くの場合、「異常なし」。

このような症状は、トリガーポイントとよばれる筋肉の硬結(こり)からくることが多いのです。今回は、「目の奥の痛み」を引き起こす3つの筋肉について解説します。

トリガーポイントから生じる関連痛

トリガーポイント(引き金点)とは、簡単にいえば、筋肉の強いこりのことです。米粒大からうずらの卵大まで大きさはさまざまで、当該部位のみならず、離れた部位にも痛みなどの症状を引き起こすという特徴があります。このような他の部位に生じる痛みを「関連痛」といいます。

首のトリガーポイントからくる頭痛や、腰や殿部のトリガーポイントかくる坐骨神経痛などは、関連痛の代表的なものです。

初めに述べたように、目の奥の痛みは医学的には異常が認められないことがしばしばです。単なる「眼精疲労」ということで、アイシングをしてくれる眼科も最近は増えましたが、それだけでは不十分です。なぜなら、頚肩部のトリガーポイントこそが主要な原因だからです。

3つの筋肉とは

目の奥の痛みを引き起こす筋肉とは、次の3つです。

  1. 頚板状筋(けいばんじょうきん)
  2. 後頭下筋群
  3. 僧帽筋

細かくいえば、この他にも挙げることはできますが、今回はこの3つだけ扱います。

頚板状筋

頚板状筋は、上位頚椎と第3~6胸椎を結ぶ筋肉で、首の伸展(反らす)、回旋(回す)、側屈(横曲げ)を行います。

関連痛領域は、まさに目の奥。トリガーポイントを押圧すると、「目の奥に響く感じ」が再現されます。右図の×印が押圧点、赤い部分が関連痛領域です。

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後頭下筋群

後頭下筋群は、後頭骨と頚椎の境目に存在する細かい筋肉の集まりです。仰向けで下から押圧してもらうと気持ち良い部分ですね。パソコン作業などでの猫背姿勢や、目の酷使で、疲労が蓄積しやすい部分でもあります。

関連痛領域は、側頭部から目にかけて。猫背で首の後ろにしわが入るような人は、特に要注意です。

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 僧帽筋

これは比較的有名な筋肉ですね。首から肩・背中までを広く覆う大きな筋肉で、肩こりの原因筋でもあります。肩甲骨をさまざまな方向に動かすほかに、首の伸展や回旋も行なっています。

患者さんは、首の付け根あたりを押圧すると、頭や目まで「ジーンとくる」と仰います。

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トリガーポイントをほぐしてみよう

トリガーポイントはストレッチでも十分に伸ばせないほど頑強なこりになっています。もっとも有効なのは、「押圧」です。

パートナーに押してもらったり、ほぐしグッズを使って自分で押してもよいでしょう。人に押してもらうときは、無理をせず、痛くない範囲(痛気持ちいい程度)で行なってください。特に頚部の筋肉は薄い筋肉が重なっていますので、あまり強く押圧すると、筋線維を傷めてもみ返しになります。僧帽筋には、以前紹介した方法も有効です⇒「簡単で効く!パートナーによる肩こりほぐし」

病院で異常が認められないにもかかわらず、目の奥が痛む方は、これらのトリガーポイントからくる「関連痛」である可能性が高いです。普段から姿勢や運動不足に注意し、信頼できる治療院を探して一度相談されることをお勧めいたします。

カテゴリー: 各種症状について

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