良い姿勢でため息はつけない

2013-09-12

今日は皆さんに俳優になってもらいます。まずは課題から。

■落ち込んでいる人

「落ち込んでいる人を演じてください」

失恋した人、仕事で失敗した人、試験に落ちた人など、状況はなんでもかまいません。とにかく激しく落胆した人を演じてみてください。

どうですか?

おそらく皆さん、肩を落とし、背中を丸め、悲しそうな顔で、「はぁ~」とため息をついたのではないでしょうか。

そうです。もうお気づきになったでしょう。

人がため息をつくときはかならず「ねこ背」です。

逆にいうと、

「ねこ背」の人は、常にため息をつく姿勢なのです。

もっといえば、「ねこ背」の人はため息をつく準備態勢にあるということです。

いやもしかすると、「ねこ背」の人は実際にため息をつく回数が多いかもしれません。

これってけっこう怖いことですね。ひとり暮らしをすると独り言が増えるように、ねこ背の人はいつの間にかため息が増えて、それに気づいていないかもしれません。

■ため息と老化

ため息をつくとき、背中が丸くなるだけではありません。顔の筋肉もだらりと下がります。

姿勢筋も表情筋も重力に負けはじめます。

つまり、ため息は老化を加速させます。

これは私の単なる思いつきではなく、多くの患者さんを見ての実感です。

いくらアンチエイジングの本を読んでも、ため息ばかりついていたら効果は出ないでしょう。「ため息ひとつで、背骨が1ミリ曲がる」というぐらいの気持ちでいましょう。

■ため息をつきたいとき

とはいえ、人間誰でも、日常生活の中でため息をつくようなことに遭遇します。そんなときどうするか。

置かれた状況を変えることはなかなかできません。でも、「背中を伸ばす」ことならすぐにできますね。

ポイントは、状況をどう受け取るかとか、どういう対策を練るかではなく、背中を伸ばすか伸ばさないかです。

今度は、「背中を伸ばし、空を見上げて、にっこり笑顔でため息をついてみてください」

ため息がつきにくかったでしょう。いや、同じため息でも、全然違った意味のものに感じませんか?何かこう、前向きになれるような。

■「姿勢」とは勢いのある姿

「姿勢」という言葉は、「姿に勢い」と書きます。いい言葉です。

姿勢を正せば、それだけで姿に勢いが出てきます。ため息がはじき飛ばされます。

なんとなく気持ちが沈んで、ついため息をついてしまうようなときには、とりあえず背中を伸ばしてみてください。

少なくともため息はつけなくなります。姿に勢いを取り戻します。すると、体が動き始めます。

姿勢を良くすることで生き方が変わるというのは、あながち大げさな表現ではないと思うのですがいかがでしょうか。

カテゴリー: 姿勢・体の歪み

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