軟骨を保つために関節を動かすのが大切な理由(2)

2014-03-11

関節は関節包という組織で覆われ、その中に滑液があります。

joint

滑液の役割は、

  1. 関節の潤滑液
  2. 軟骨の栄養源

です。

滑液は関節が動くことで関節内ににじみ出る仕組みになっており、したがって、関節を動かすことがなければ滑液が少なくなるため、関節の動きは悪くなり、軟骨が傷みやすくなる。

これが前回の内容でした。今回は、「2.軟骨の栄養源」についてです。

軟骨の栄養は滑液から

成人の軟骨には血管やリンパ管、神経はありません。軟骨の栄養源は血液ではなく、滑液です。

滑液が軟骨に栄養として補給されるためには、関節を動かすことが重要です。軟骨に栄養が行き渡ることについて手もとにある整形外科のテキストを見ると、次のように記してあります。

「軟骨細胞による栄養分の能動的な輸送機序ははい。(中略)その移動は、荷重と非荷重による軟骨の圧縮と復元の際の水の移動機序(pumping mechanism)によって補助されている。」(『標準整形外科学第12版』59頁より)

ちょっと難しい言い回しですね。要するに、関節が動くときに軟骨がグニグニッともみ合い、それによって栄養がしっかりと行き渡りますよ、ということです。

おさらいしますと、

  • 関節を動かすことで滑液が関節内ににじみ出る
  • 滑液によって関節の動きが滑らかになる
  • 滑液によって軟骨が栄養補給される
  • 関節を動かすことで軟骨に栄養が行き渡る

となります。

(※上に「成人の軟骨には血管や・・・」と書きました。体(骨)が成長する時期は「骨端成長軟骨板」が存在し、ここには血管があります)

しっかり体を動かそう

人間の体はおもしろいもので、動かさなければ(動かさなくていいんだ)と勝手に判断し、その部分が動かなくなっていくという性質があるようです。逆に、動かせば動かすほど、(お、ここは動かなきゃいけないんだな)としっかり動くようにしてくれます。

では、どうやって動かせばいいのか?

難しく考える必要はありません。できるだけ全身の関節を、できるだけいろいろな方向で動かすのがベストです。もっともおすすめなのがラジオ体操。全身をしっかり動かすことで、軟骨が元気に保たれ、動きやすく痛みの出にくい体を作ってくれることでしょう。

カテゴリー: 健康法

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