水中ウォーキングについて(3)「やり過ぎに注意」

2014-09-19

水中ウォーキングを「しなければならない」というプレッシャーを抱えて、なかば強迫的に行く人がおられます。そのような意識はかえってストレスとなって、痛みを増発させます。

「行くと楽になる」「行くことが楽しい」と感じることがまず大切で、いやいや行くのは逆効果ですよ、というのが前回の内容でした。(参照→水中ウォーキング(3)「ストレスになるなら逆効果」

そうはいっても、「やっぱり行かないと治らないのではないか」「行かないと不安」という人もおられることでしょう。そういう皆さんに注意点としてお伝えしたいことは、とにかく「やり過ぎないこと」です。

真面目な人ほど頑張りすぎる

なんとかして良くしたい、是が非でも痩せたい…。水中ウォーキングを始める多くの人が、このような思いを持っておられます。そして、真面目な人ほど頑張ります。ところが、気合いが入りすぎるせいか、ついつい頑張りすぎてしまうのです。

特に股関節や膝関節、あるいは腰などに痛みを抱えている人の場合は要注意です。

水中では浮力が働くため、意外なほど楽に歩くことができます。もちろんこれは水中ウォーキングのメリットなのですが、そのために調子にのって歩きすぎてしまい、終わったあとに痛みが強くなることがあります。

先日ご紹介した『その股関節痛、切らずに治せます!』の著者・矢野英雄医師も、水中ウォーキングについては、「やり過ぎに注意」するように書いておられます。

もの足りないくらいできり上げる

運動量の目安は、「もの足りないなと思うくらいで、早めにきり上げる」ことです。「今日はずいぶん頑張ったな」というのは、明らかにやり過ぎです。

具体的にどれくらいというのは、痛みの程度や年齢など、個々のケースで違うので一概には言えませんが、はじめは20~30分も歩けば十分ではないかと思います。

この「もの足りないくらいできり上げる」という原則は、水中ウォーキングに限りません。痛みの改善を目的とした運動のすべてに共通していえることです。

早く治したい、という気持ちはわからないでもありませんが、だからこそ「急がば回れ」です。ぼちぼちやっていこう、というくらいの気持ちで取り組んだほうが、結果的に早く改善するものです。

※「急がば回れ」については、こちらの記事も参考にしてみてください→「山登り論」

「山登り論」

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