道具を使うのは気が進まない

2017-03-24

「先生は、道具を使ってほぐしたりはされないんですか」と聞かれました。

「そんなに押して手は疲れないんですか」とか「肩はこりませんか」もよく聞かれます。

みなさん、私が施術中ずっと手技だけで行っているので心配してくださるんですね。

実はみなさんが感じておられるほど、力でグイグイ押しているわけではありません。
ポイントを的確にとらえ、体をうまく使って押圧を加えれば、十分効きますから。

だから、それほど道具に頼る必要性を感じません。

と同時に、道具を使って施術をほどこすことに、少なからず抵抗もあるのです。

この仕事は人の体に直接触れる仕事です。
ここに大きな意味があると考えています。

手のセンサーが微妙な問題をとらえやすいということもありますが、それ以上に、
安心感といいますか、手をとおしてのみ起きる化学反応のようなものがあると思うのです。

東洋医学でいう“気”の交流といっていいかもしれません。

誰しも幼い頃、膝をぶつけて、お母さんにさすってもらいながら「痛いの、痛いの、とんでけ」とやってもらったことがあるでしょう。
けろっと治りました。

これをもし、棒きれか板のようなものでさすられたらどうでしょう。
効果のほどはまったく変わってくると思います。

私はみなさんに手でふれながら「痛いの、痛いの、とんでけ」をやっているつもりなわけです。

 

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