小胸筋と手のしびれ

2017-04-07

「肩が開くようになりました。もう治らないと思ってたのに」と、Wさん(30代女性)が嬉しそうにおっしゃいました。
Wさんはしつこい手のしびれに悩んでおられたのですが、それもとれてきています。

肩が開いたことと、しびれがとれてきたことは、無関係ではありません。

ポイントは「小胸筋」という筋肉です。

小胸筋は肩甲骨の一部である烏口突起と第3~5肋骨を結んでいます。
誰もが知っている大胸筋の下に、控えめに隠れています。
一般的にはあまり知られていませんが、臨床的には大変重要な筋肉です。

この筋肉がこり固まるとどうなるか?

肩甲骨を背中側から胸側に一本背負いするかのように引きこむので、肩が前に巻き込まれます。
背中が少し前に弯曲したハンガーのような形になります。

すると頭が前方に突っ込みます。

その結果、ねこ背になり、首や肩がこりやすくなります。

もう一つ重要なのは、首から出る神経や血管が、小胸筋の下を通って腕に入っていくことです。
したがって、小胸筋がキュッと固くなることで、神経や血管が圧迫され、手のしびれ、冷えといった症状が出てきます。

Wさんの手のしびれも、小胸筋のこり固まりが原因の一つだったと思われます。

当院では手技により小胸筋をほぐしますが、自分でもほぐしたりストレッチすることが大切です。

指先で鎖骨の下、やや肩寄りのくぼんだあたりを胸にかけてグリグリとほぐしてあげましょう。
軽めのダンベルを持って腕を振ったり回したりするのもおすすめです。

肩こりや手のしびれにお悩みの方は、参考にしてみてください。

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