「強揉みで」の要望にお答えしない理由

2017-04-21

「マッサージでは、いつも強く揉んでもらってました」

患者さんから、しばしばこういう声を聞きます。
強く揉んでもらわないと効いた気がしない、というタイプです。

このような人は、体のセンサーが壊れている可能性があります。
激辛なものばかり食べていると、少々の辛さでは満足できなくなるのと同じです。
あまり好ましい状態とはいえません。

そもそも筋肉のこりは、強く揉んだからといってほぐれるわけではありません。
かえって筋繊維を傷め、いたずらに硬くしてしまいます。
揉み返しになったり、ひどい場合には内出血をおこしてアザができたりします。
強揉み好みの人の筋肉がガチガチなのは、強揉みのせいともいえるのです。

施術側からすると、強揉み施術は、例えていえば、凶暴な犬に大声で立ち向かうようなものです。

「お前をほぐしてやるぞ」「ウー、ワン、ワン、ワン(やってみろ、この野郎)」という感じ。

大事なことは、力で立ち向かうのではなく、「おー、よしよし、いい子だね」となだめてあげること。
すると、いかり猛っていた犬も、心地良くなって尻尾を振りはじめます。

マッサージ店は、お客様の要望に沿って、いくらでも強揉みをしてくれるかもしれません。
しかし、当院では、その人の体が変わっていくためには何が大切かを、第一に考えます。
したがって、要望どおりには施術しないことも「あり」なのです。

これまで「とにかく強めに」と言ってきた人は、センサーを壊してしまっていないかどうか、再考してみましょう。
良くなろうとしている体の回復力を信じて、自分の体とあらためて向き合ってみてください。

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