「違うところが痛くなってきた」は〇(マル)

2017-04-28

「肩はラクになったんですが、今度は腰が痛くなってきました」

この人の主訴は肩こりでした。
ところが今度は腰にきた、というわけです。

このような言葉が出ると、「よし、いい感じ」と私は判断します。

数回の施術を受けていくうちに、最初は気にとめていなかった箇所が気になりだす、ということがよくあります。
これは憂うべきことではなく、歓迎すべきことです。

なぜならそこには、二つのことが示されているからです。

一つは、「もっとも気になっていた箇所が改善してきた」ことです。

人間の脳は、一度にあっちもこっちもマックスで痛みを感じることはありません。
意識は状態のもっとも悪い箇所に集中しています。

そこが良くなり痛みがとれてくると、別の箇所に意識が向くようになります。
冒頭の人は、もともと腰も良くなかったのです。
肩が改善してきたぶんだけ、腰に意識が向くようになり、腰痛を認識し始めたということです。

二つ目は、「体の使い方が変わってきた」ことです。

当院では、対処療法的に悪い箇所だけ施術してハイ終わりとはしません。
姿勢、歩き方、座り方など、原因となる体の使い方をさまざまな面から観察・指導いたします。

体の使い方が変わってくると、それまで使っていなかった筋肉を使い始めます。
このとき一時的に「筋肉痛」が起きます。

これまで痛みを感じなかったところが痛むのは、この「筋肉痛」であり、一時的なものですので心配いりません。
このような意味での痛みは、むしろ出てきてほしいくらいです。

以上のことから、「いままでと違うところが痛くなってきた」は、けっして悪い反応ではないのです。

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