大股で早く歩こうとする必要はありません

2017-05-12

「歩くときは、大股で早く歩いたほうがいいんですか?」

歩き方を指導していると、このように聞かれることがあります。
ウォーキングの本などに、「歩幅を広く」とか「息が弾むくらいのスピードで」と書いてあることが多いので、皆さんの意識にあるのかもしれません。

「大股で歩こうとする必要も、早く歩こうとする必要もありません」

これが私の答えです。

勝手にそうなるのが理想

無理に大股で歩こうとすると、力みが入り、故障につながります。

良い歩き方になれば、大股で歩こうとしなくても、勝手に歩幅が広がり、スピードも出ます。

良い歩き方とは、推進力が生まれる歩き方であり、無駄な力みはありません。
だから、早く歩けるわりに疲れません。

そして、推進力を生みだすのは、脚力ではなく、骨盤や肩甲骨、両腕の使い方です。

蹴る必要もなし

また、ウォーキングの本などには、「地面をしっかり蹴ろう」という表現もよく出てきます。

これも私は、その必要はないと考えています。
蹴ろう、蹴ろうとするあまり、足首を傷めてしまいかねません。

地面を蹴ろうとするのではなく、「親指の下(母趾球)あたりに乗っていく感覚」を大事にしてもらいます。
乗れたら、蹴る必要はありません。

踵着地も忘れよう

「踵から着地するんですよね」も、よく聞く言葉です。

これまた、その必要はなしと答えます。

そもそも着地時には、足はほぼフラットに入っていくのが自然です。
精密に分析すると、踵付近が微妙に早く入るというくらいです。

踵から入る意識が強すぎると、足首を直角に曲げて、踵をガンガン突くような不自然な着地になります。

「踵から入って、つま先から離れる」という理想のかたちも、推進力が生まれて歩幅が広がれば、おのずと実現されるものです。

したがって、私のウォーキング指導では、足の使い方についてはあまりうるさく言いません。
それよりも上半身の使い方を、いろいろ指導することが多いです。
くり返しになりますが、ポイントは推進力であり、それを生みだすカギは上半身の使い方にあるからです。

カテゴリー: 健康法
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