【症例】膝の痛みや突っ張り感・体の使い方を学ぶことが大切です。

2017-06-02

Hさん(50代女性)の主訴は、膝の痛み、足や臀部の突っ張り感、腰痛など。
「歩いたり立っていたりするのが辛い」ということでした。
初めて来院されたとき、つんのめるように、転びそうな感じで入って来られたのが印象的でした。

歩行を観察したところ、

  • 数歩歩くと右に倒れそうになる(左脚立脚時に不安定になる)
  • リズムが一定しない
  • 前につんのめっている
  • 上半身と下半身が連動していない

などの特徴が見られました。

曰く、「なぜかわからないけど、倒れそうになる」。
たしかに、ご本人の言葉どおり、脚全体が硬くなり、うまく使えていないようです。

施術は膝の変形を考慮しながら慎重に行ないます。
ご本人が安心できる範囲で動かしたりほぐしたりを繰り返し、普段ほとんど意識できていない足趾も入念にほぐします。

うまく使えていない箇所は、本人の意識が行き届いていない箇所でもあります。

そこを無理に「ほぐしてやろー」とするのは逆効果で、そうではなく、適切な刺激を入れて、意識がつながるようにもっていきます。
あくまでも、無理なく、ご本人が安心できる中で、徐々に可動性を高めます。

初回が終わった時点で、歩き方は安定し、リズムも良くなりました。
その後、およそ週に一度のペースで来院していただき、その都度、自宅でできる簡単な体操やストレッチも指導。
現在10回の施術が終わったところですが、歩く姿はまるで別人のようになられました。
リズムが安定し、倒れそうになることもありません。
両脚を足趾も含めてしっかり使えるようになっているのが見て取れます。

膝の痛みや突っ張り感は膝関節の変形を伴うことが多いので、難しいケースも少なくありません。変形が進むほど、難しくなってくるのは事実です。
病院では定期的に注射を打ったり、筋トレのようなリハビリを行うことが多いでしょう。
当院では、時間をかけて筋肉や関節をきちんと使えるようにもっていきます。

そして(これが重要ですが)、歩き方を中心に体の使い方を入念にご指導します。
いくら注射を打ったり、ほぐしたりしても、体の使い方が変わらなければ改善は難しいのです。

Hさんと似たようなお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。

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