ねこ背姿勢

「ねこ背をできれば直したい」と思っている方は、たくさんおられることでしょう。
もちろん、ねこ背はできるだけ早く改善していただきたいものです。
ねこ背の怖い点は、どのようなことでしょうか。

ねこ背の弊害

ねこ背の弊害としては、次のような点があげられます。

  1. 首や肩がこりやすくなる
  2. 首の変形(いわゆるストレートネックなど)が進み、首・肩・腕などの症状につながる
  3. 呼吸が浅くなる
  4. ねこ背がさらに進みやすくなる
  5. 見た目の問題

順にご説明しましょう。

1.首や肩がこりやすくなる

人間の頭部は約4~5kgの重さがあります。
理想的な頭の位置は、肩の真上に耳の穴がくる位置です。
この状態ですと、背骨が下から頭をしっかり支えてくれるため、首や背中の筋肉は頑張らずにすみます。

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ところが、ねこ背になって頭が肩よりも前に出ていくと、背骨の支えがきかず、首や背中の筋肉が総動員で頭を支えなければなりません。
その状態が長時間続くと、筋肉は硬くなります。
首こり・肩こりは、頭痛の原因にもなります。

関連ページ→  「頭痛」「首こり」「肩こり」

2.首の変形が進み、首・肩・腕などの症状につながる

首の骨(頸椎)は、本来軽く前に反っています(前弯)。
ねこ背が長期間続くと、椎間板がつぶれて前弯が失われ、棒状になってきます。
これが「ストレートネック」です。

進行すると、椎間板がつぶれるだけでなく、骨も変形していきます。
将来的には、慢性的な首の痛み、頭痛、腕のしびれなどにつながります。

3.呼吸が浅くなる

実は、ねこ背で最も怖いのは「呼吸が浅くなる」ことです。

呼吸は、背骨・肋骨・胸骨でできている「胸郭」が、拡張と収縮をくり返すことで行われます。
内肋間筋・外肋間筋という筋肉が、胸郭をバケツの柄のように上げたり(拡張)下げたり(収縮)しながら呼吸を導きます。

【胸郭の拡張・収縮】

【胸郭の拡張・収縮】

ねこ背になると、肋間筋だけでなく、胸郭周囲のたくさんの筋肉が硬くなります。
周りを鎧で固めているようなもので、当然、胸郭の動きは悪くなります。
その結果、胸郭の拡張・収縮が十分にできず呼吸が浅くなってしまうのです。

生命の源である「酸素」を十分に取り込みにくくなるわけですから、健康上の問題につながりやすいのは言うまでもありません。
また、呼吸の補助筋である首や肩の筋肉にも余計な負荷がかかるので、首こり・肩こりが悪化してしまいます。

4.ねこ背がさらに進みやすくなる

「昔からねこ背だからあきらめている」という人もおられるかもしれません。
いまのねこ背がそのままであればまだいいのですが、意識して改善に取り組まなければ、ねこ背はより進んでしまいます。
ねこ背は進行性と考えるべきです。

2.でも述べたように、ねこ背であるほど、荷重のアンバランスから椎間板がつぶれ、骨の変形が生じてきます。
これらは、年齢が進むほど起きやすいものです。
そして、一度つぶれた椎間板を元に戻すことはできません。
だからこそ、早い段階から改善に取り組んでいただきたいのです。

5.見た目の問題

言うまでもなく、ねこ背姿勢は、美しいとはいえません。
女性に限らず、男性も、背すじの伸びた美しい姿勢を保ちたいと思われるでしょう。
良い姿勢は、どんなお洒落や、お化粧にもまさって雄弁です。

「姿勢」とは、「姿」に「勢い」と書きます。
元気のいい、良い姿勢を維持していきたいものですね。

もりたカイロプラクティックで行っていること

もりたカイロプラクティックでは、ねこ背姿勢の改善のため、次のことを行っていきます。

  1. 姿勢、身体の歪み、柔軟性などをチェックする
  2. 手技によりこり固まった筋肉や関節をほぐし、身体のバランスを整える
  3. ご自分で行っていただきたい体操や、ウォーキング法をご指導する
  4. そのほか、身体に関する有益な情報、知識などを、わかりやすくお伝えしていく

特に重視するのは、トリガーポイントと呼ばれる筋肉のこりをほぐす過程です。
筋肉の硬さが身体の歪みの主な原因ですから、筋肉にしっかりアプローチしなければ身体は変わりません。

また、日頃行っていただく体操ウォーキングも大切です。
中でもウォーキングは、運動のためというよりも、姿勢改善にもっとも効果があると、私は考えています。

ねこ背姿勢は、長年かかって作られていますから、施術を受けてすぐに直るというものではありません。
日々、ご自分で気をつけ、直していこうとすることが結果につながります。
根気強く取り組めば、かならず身体は変わります。
あきらめないで、ごいっしょに頑張っていきましょう。

関連ページ→ 「トリガーポイントセラピーについて」

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